どんな人も、全ての人から理解され、好意的に思われるとはかぎりません。
しかし、私たちは大勢の人の前で発表する時など、他人を意識してしまいます。
そのような時に、緊張は生まれます。
人間は、全ての人に好かれたい、理解されたい、応援されたいとどこかで願ってしまうものです。
それが自意識過剰を生みだしてしまい、緊張することにつながります。
ですので、全ての人から良く思われようという意識をなるべく忘れ、何百人もいるうちの1~2人くらいの人に理解してもらえればいいだろう、という開き直りが大切です。
さらには、誰も理解してくれなくても、自分自身が理解し、納得すればいいと考えるようにしましょう。
このような意味では、自画自賛という言葉が生きてきます。
自分を満足させることができなければ、他人を満足させることはできません。
緊張しているなと感じたら、他人ではなく自分に話して聞かせようと思うようにしましょう。
他人の目を気にしすぎ、過剰に他人の思惑に合わせることで、心身症などの症状に発展することもありますので、他人と自分との距離をしっかりと意識しておくことは、自分の心身の健康のためにも大切なことです。
例えば、ダイエットから始まる摂食障害や、競争社会のストレスが生んだ過敏性腸症候群など、現代人の心は他人の目に過剰に反応しやすくなっています。
もし、自分が人の目を気にして緊張しやすいタイプだと思ったら、心身を守るためにも、考え方をトレーニングしていくことも必要といえます。
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