
NLPやメンタルトレーニングでは、「
全ては自分から」という考え方に基づいていることが多くあります。
私たちはつい、不都合なことが起こると、誰か他人のせいにしてしまいたくなることがあります。
例えば、仕事でうまくいかないことがあると、部下のやり方が良くなかったからだ、と責任転嫁をしたり、先生が生徒の成績が伸びないのを、やる気がないからだと決めつけたり、親が子どもの態度を責めたり・・・。
こう取り上げていくと、日常生活の中で「人のせい」にすることは、よくあるどころか、無意識の習慣にすらなっているのかもしれません。
ただ、これでは問題は解決しませんし、相手との関係が遮断されてしまうことにもなりかねません。
NLPやメンタルトレーニングに関わらず、「
相手は自分の鏡」という言い方もあります。
自分と関わる相手に不都合な面を見たなら、相手を責める前に、まず自分自身をふり返り、みつめることが大切となるのです。
心理学でも、
相手の中にどうしても気になる欠点をみつけたら、それは自分が抑圧して見ないようにしている心の影である、という捉え方があります。
逆にいうと、相手の中に美点を見出したら、それと同じ資質が自分の中にも存在している、ということにもなるのです。
このように、「全ては自分から」という発想に基づいて考え、行動を起こすようにすると、周囲の世界がそれまでとはちがったものに展開していくことがわかるようになるでしょう。
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