NLPという言葉をご存じでしょうか?
これは、「神経言語プログラミング」と日本語に訳される、メンタルトレーニングの名称です。
この手法は、心理療法の1つでもある、「催眠療法」の一流派と捉えることもできます。
NLPという言葉をまだよく知らなくても、「催眠」という言葉なら、よく聞いたことがあるでしょう。
催眠というと、テレビなどで時々目にする、催眠術師にたやすく操られる人の姿が思い出されるかもしれません。
また、催眠療法では、タバコなどのあまり望ましくない癖を改善するために用いられる手法としても、長いこと応用されてきています。
催眠を一口に言うと、「人の心のプログラミングを変える」テクニックだと言えるでしょう。
NLPも、この手法に基づいたメンタルトレーニングの一種と言えます。
人の心には、無意識に根付いた信念体系があります。
それは、一般常識から来るものもあれば、ごく個人的なものもあります。
例えば、「信号が赤の時は、道路を横断しない」というのは、私たちが子どもの頃から当たり前にインプットされている信念体系です。
日本人にとっては、例え小さな信号無視をすることがあったとしても、「信号が赤なら止まる」という信念が前提となっています。
なぜなら、信号が赤なのに道路を渡る時というのは、あえて「信号を無視する」という意識の行動となるからです。
これが別の国へ行くと、信号が赤だろうが車が目の前に迫っていようが、おかまいなしに道路を横断するのが通常となっていたりします。
ここでは、「信号無視」という概念はなく、「人が道路を渡る時には、車の方が避けるもの」という信念体系が根付いていると言えるでしょう。
NLP メンタルトレーニングについて、次の章でもつづきを述べていくことにしましょう。
PR